企業ナビフォーラム2009「ビジネスリーダーの条件」
慶應の三田キャンパスで読売新聞主催の講演会があったので、大学の授業すっぽかして参加してきました。
こういう講演に何回か参加して思ったんですが、基調講演が最初にあって、そのあとに協賛企業の講演が続くという形がほとんどですね。こないだ大手町で参加してきた奴なんか、頭にGoogle、トリにtwitterを持ってきて、間に協賛企業の講演をはさんでいまして、参加者全員がもらえるQuoカードや、抽選のプレゼントは最後までいないともらえないというものだったので、別に2000円のためにどうでもいい講演を聞くのはつらいなぁと思って抜けてきちゃいましたがね。今回の講演も、最初は最後まで、協賛企業の対談まで聞く気でいたのですが、結構周りが抜けていくのを見て、あれら?というのでつい流れで抜けてきちゃいました。
というわけで、最初の基調講演だけ、メモしたことをざっと羅列しておしまいにしちゃいましょうか。覚えてることをこまごまと書きますが、もう1日たっちゃったからなぁ、覚えてるかな。
玉塚元一「ビジネスリーダーの条件」
伝聞形で書き連ねるのはどうかと思うので、引用の形をとりましたが、引用元は私の頭なのであしからず。
慶應法の出身で、4年間をラグビー一筋で過ごしました。そこで、1つのことをやりきることの大切さを学んだそうです。ラグビー部の伝統として、先輩が行った企業に行くのが慣例になっていたそいうですが、それは敢えて断り、先輩が行っていない企業を選ぶことにしました。漠然と海外で仕事をしたいというイメージがあったので、海外に拠点を多く持ち、先輩がまだ行っていない企業ということで、旭硝子に入社しました。そこで10年以上、時には千葉のプラント現場へ、時には東南アジアの拠点で働き、さまざまなことを学びました。東南アジアで働いていたある日、経営工学で自分の力不足を感じでいて、何より大学でずっとラグビーばかりやっていたために、知識スキルにコンプレックスがあったときに、アメリカの大学で勉強できるチャンスを得て、アメリカで経営工学を勉強し、そこで得たスキルを生かしたいと思い、旭硝子を離れ、起業する決意をしました。半年IBMに、そのあとにユニクロの経営母体、ファーストリテイリングに入社し、そこでオーナー社長である柳井正氏に鍛えなおしてもらった。オーナー社長の下で働く体験は、とてもためになった。同社で社長を務めた時には、特に当時会長であった柳井氏にはお世話になり、直々に社長学を学び、その後同社を退職後、IBMに勤めていたときに知り合った澤田貴司氏と、経営再建を主軸業務としたリヴァンプを設立し、今に至る。
学びの共有
- 成長の重要性
- 目標・ビジョン⇒根底にある動機
- 人間としての軸、哲学、基本的な考え方
- ミッション・大義>計算、打算
- 目の前の壁に向き合う、やり切る
- 正しく強い心が出発点
- 自立心→全ては100%自己責任
- 成功のサイクル(意識→行動→習慣→人格→運命)
- 心、技、体⇒リーダーの条件
- 気づける感受性×実行力
- 正しい自己評価→限界と可能性
- 人の力を引き出す能力
- 目線を上げる
- 閉じない。オープンネスの重要性
- 挑戦するリスクvs挑戦しないリスク
未来を見据えてキャリアを考える
- 市場構造、社会の劇的変化→人口の変化
- 真のグローバル化、ボーダーレス化
- 戦略の重要性→戦略とは?→全体的・総合的仕掛け
- 社会的意識、社会・地球人としての生き方
- 自立型プロフェッショナル
- リーダーへの期待⇒物事を具現化出来る人
- 組織が求める人材への本質は不変→信頼、自立心、実行力、人と仕事が出来る
- 経営・商売・社会の基本は"信頼"
- 本質的チームワーク型人材
- 人との共鳴、社会との共鳴
- グローバル人材
- リーダーとしての土台を作る
結果としてどこの会社に入ろうが、そこからは自分次第
- 他人が経験したことのないようなことを経験する